2009年9月24日木曜日

Android で Lua, Python, JRuby, Perl, BeanShell !!

ase というアプリをご存知でしょうか? Android端末上で、最近流行のスクリプト言語を使い倒すことができます。Google Labs ネタですが、http://code.google.com/p/android-scripting/ から、ase_r13.apk が、野良アプリとしてダウンロードできます。

野良アプリですので、Setting → Applications → Unknown sources にチェックを入れておかないと、インストールできませんが、一応、Google Labs にも挙がっているネタなので、あんまり神経質にならずに、軽い気持ちでインストールしてみました。

ase を起動して、menuボタン(S11HTではWindowsマーク)を押すと、"Add Interpreter" というメニューが出てきます。なにげにこれをタップすると、なんと、BeanShell からはじまって、Lua、JRuby、Perl、Python という最近流行のスクリプト言語が並んでいるではないですか。

とりあえず、私のような旧タイプの人間にも手に負えそうな Perl をタップしてみます。すると、なにやらごちゃごちゃと表示されて、どうやら Perl がインストールされたようです。

先ほどのメニューから、"Add Script" をタップして、テキストエディタを立ち上げて、適当なスクリプトを書きます。ファイル名も適当に書き換えて、menuボタンを押して、"Save & Run" をタップ!

と、コンソール画面が立ち上がって…… おんやぁ~? なんか、エラーが出てます。"Permission denied" 実行権が無いようです。なるほど、このへんが、まだ Market に登録されてない理由かもしれません。あせらず騒がず、そのままのコンソール画面で su コマンドを使ってスーパーユーザーになって、以下のコマンドを実行すれば問題はありません。

% su
# chmod a+x /data/data/com.google.ase/perl/perl

次回からは、問題なく Perl のスクリプトが実行できます。

たぶん、他のスクリプト言語も、インストールするたびに同じことをして実行権を与えてやらないといけないと思います。

JRuby や、BeanShell は、Java のクラスがそのまま使えるので、スクリプトだけで、Android のアプリが作れるのではないでしょうか。

他の言語も、Android 用に拡張されたライブラリが付属しているようなので、ちょっとしたアプリなら作れるのかもしれません。じっくり遊んでみなくてはいけませんね。

[関連リンク]
Google Labs
android-scripting

2009年9月21日月曜日

S11HT Android : USBドライバ、インストールできました

【速報】S11HT Android : 9/12版はIon」で書いたら早速コメントをいただきました。USBドライバの件です。

実は、SDK付属のUSBドライバは、過去に何度かトライしてうまくインストールできずに放置していました。たぶん、Ion用とか、HT-03A用のドライバというものがSDK付属のものとは別個に、どこかに転がっていたりするんじゃないのかと思っていたのです。それでも、いただいたアドバイスが「SDK付属のドライバをお使いなさい。使えるはずです」ということだったので、もうこれしか方法はないのだろうと思い、ちょっと強引な感じのインストールに踏み切りました。

インストールできない理由は実は単純明快。android_winusb.inf の中に、S11HT Android 用のハードウェアID が記述されていないからです。

SDK1.6 の android_winusb.inf が見やすいので、こちらを参照すると、

[Google.NTx86]
; HTC Dream
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C02&MI_01
%SingleBootLoaderInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0FFF
; HTC Magic
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C03&MI_01

という記述があります。

PC側でデバイスマネージャを開いて、ドライバが正しくインストールされずに「その他のデバイス」の下にぶら下がっている「Android Phone」を右クリック→「プロパティ」で開いて、「詳細」と書かれたタブに移って、プロパティ:ハードウェアID を確認します。すると、以下のようなIDが書かれていました。

USB\VID_0BB4&PID_0C02&REV_0100
USB\VID_0BB4&PID_0C02

たぶん、HTC Magic と同じように書いておけばいいのだろうと思い、以下のような2行を追加しました。

; S11HT Ion
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C02&REV_0100

ちなみに、';' の後ろはコメントなので、Android on S11HT でも、My Android でも、後でわかるようにお好きなコメントを入れておけば良いかと思います。

で、私はそのまま「全般」タブから「ドライバの再インストール...」をクリックして、インストールしましたが、たぶん、USBコネクタを刺し直してもいいと思います。とにかく、USBドライバをインストールしなおします。

大まかな手順は、Guest さんから教えていただいた、"http://developer.android.com/intl/ja/guide/developing/device.html#WinUsbDriver" を参照していただければだいたい同じです。

何事もなかったかのようにインストールは終了します。デバイスマネージャを開くと、「Android Phone」というデバイスの下に、「Android Composite ADB Interface」というドライバがぶら下がっているのが確認できると思います。

おもむろに、コマンドプロンプトから、"adb shell" とやると、'#' プロンプトが立ち上がって、デバイスにアクセスできます。

注意書きにわざわざ、

"Caution: You may make changes to android_winusb.inf file found inside usb_driver\ (e.g., to add support for new devices), however, this will lead to security warnings when you install or upgrade the driver. Making any other changes to the driver files may break the installation process."

なんて、書いてあるということは、こうやってインストールするのが、ある意味普通なんでしょうか。

[関連リンク]
http://developer.android.com/intl/ja/guide/developing/device.html#WinUsbDriver
【速報】S11HT Android : 9/12版はIon

2009年9月19日土曜日

【速報】S11HT Android : 9/12版はIon

いつも速報ばかりで申し訳ありません。

Kaiser Builds [Android on HTC]では、既にAndroid 1.6 版のsystem.sqsh ファイルがアップされていたりしますが、ようやく9/12 版を試すことができました。こちらはAndroid 1.5 です。

Google-Ion-2009-09-12.zip をダウンロードして、展開して、いつものように default.txt の ppp 関連を書き換えて、さらに、どういうわけか、MTYPE が、1667 になっていますので、ここも 1553 に書き換えてください。前回、9/9版がうまく立ち上がらなかったのもこれが原因かもしれません。(未確認)Boot Options を見ても、1667 は載っていないのでどんな機種でテストされた default.txt なのかが気になります。

今回はIon ベースなので、画面の解像度を好きなように選べて快適です。Wi-Fi も GPS も問題なく使えます。ただ、カメラがまだ使えないようです。USB は認識するのですが、PC 側にインストールすべきデバイスドライバが見つからないのでテストできません。どなかた、デバイスドライバの入手方法をご存知の方がおられましたらご一報を。

2009年9月11日金曜日

【速報】S11HT Android : 9/10版がうまく動いてます

Kaiser Builds [Android on HTC] の最新版、09/09/09バージョンをダウンロードしてみましたが、default.txt の PPP 関連を書き換えただけでは、どうもうまく立ち上がりませんでした。haret.exe で run をタップしたあと、フリーズしてしまいます。ドキュメントを探していろいろトライしてみてもよかったのですが、kaiser-hero - Project Hosting on Google Code に9月10日版が挙がっていたので、こちらを試してみました。

kaiser-hero-100909.zip です。

こちらは、いままで通り、default.txt の PPP 関連を書き換えただけでうまく走りました。ただ、ちょっと動作が重い気がします。

関連リンク
Kaiser Builds [Android on HTC] 
kaiser-hero - Project Hosting on Google Code

2009年8月23日日曜日

【速報】Android on S11HT : Wi-Fi使えます!

HERO on Kaiser ですが、kaiser-hero-130809-1.zip に、ちょっとした改造をするだけで Wi-Fi が使えます。簡単な作業ですのでお試しあれ。

下記の4つのファイルをリンク先からダウンロードします。
SuperHero081609.zip
Zenulator_SuperHero_Kaiser-wifi-su--081609.img
zImage-14-08-09a
rootfs-2009-08-16.zip

zImage-14-08-09a を zImage にリネームして置き換えます。

Zenulator_SuperHero_Kaiser-wifi-su--081609.img を system.img にリネームして置き換えます。

rootfs.img を rootfs-2009-08-16.zip に含まれているものと置き換えます。

initrd.gz を SuperHero081609.zip に含まれているものと置き換えます。

以上で、Wi-Fi が使えるようになります。

[関連リンク]
Issue 3 - kaiser-hero - Wifi on Kaiser don't work - Project Hosting on Google Code

HEROじゃなくていいんですけど……

ちょっと仕事が忙しくて、間が空いてしまったのですが、久しぶりに例のKaiser Builds [Android on HTC]を見に行くと、8月10日に最新版がアップされているようなので、インストールしてみました。

これまで使っていた default.txt を使ったところ、HERO のロゴと htc のロゴが交互に表示されるだけで先に進みませんでした。使えないのかなぁ……、とも思いましたが、default.txt を同梱のものに戻して再試行。ちょっと時間はかかりましたが、なんとか立ち上がりました。

一度シャットダウンして、default.txt 内部の ppp 関連のところだけ前の default.txt から流用して再度トライ。こうすると、どうにか立ち上がるみたいです。どうも画面の設定を変えるとダメみたいですね。HERO 用の Android は画面サイズを決め打ちで作られているようです。もともとの S11HT の解像度は240 x 320 ですが、これを、HERO と同じ 320 x 480 に設定すると、少し横に伸びたような感じになります。それでも使えないというほどではないですが、キーボードを引き出した瞬間に文字の縦横比が変わってしまうのでちょっと違和感が残ります。デフォルトで Home に設定されている TouchFLO を使わなければいいのかと思い、Open Home をインストールして、デフォルトを切り替えてみましたがやっぱりダメです。多少横長になるのを我慢して使うしかないようです。

YouTubeに動画がアップされています

[関連リンク]
Kaiser Builds [Android on HTC]
YouTube - HERO running on Kaiser
Android携帯 HTC Hero 正式発表、Flash対応

2009年7月20日月曜日

Android on S11HT : iWnnIMEインストールまとめ

先日S11HTにiWnnIMEをインストールしてから、メールから2ちゃんねるの投稿までいろいろ使ってみましたが、かなり安定しています。今後、Android on the HTC Kaiserがバージョンアップされた場合、同様の手順を繰り返すことで、iWnnIMEを使うことができると思いますので、インストールの手順をまとめておきます。

大まかな手順は以下のとおり:

  1. iWnnIMEに関するファイル一式を取ってくる。
  2. data.imgとsystem.imgの中に、必要なファイルをコピーする。
  3. iWnnIME.apkをインストールする。

特に、2.のsystem.imgの書き換えが面倒ですが、一部スクリプト化しておけば難しいことではありません。

では、手順を追っていきます:

  1. iWnnIMEに関するファイル一式を取ってくる。
    Japanese IME (iWnnIME) on Android - T9 / qwertyを参照してください。"Download the iWnnIME Japanese IME application from here" と書かれた箇所をクリックしてiWnnIME.zipをダウンロードします。圧縮を展開するとiWnnIMEというフォルダが出てきます。
  2. data.imgとsystem.imgの中に、必要なファイルをコピーする。
    • data.img(/dataディレクトリ)
      Android端末側でコピーします。
      1. microSDカードのルート(Android側では"/sdcard"にマウントされている)にiWnnIMEフォルダをそのままコピーして、Androidを起動します。
      2. /data/dataディレクトリにコピーすべきファイルをiWnnIMEに同梱のinstall.txtを参考にコピーします。
        下記のような内容のスクリプトを作って、microSDカードのルートに入れておき、実行すれば便利です。

        たとえば、copyiwnn.shというスクリプトファイルを作成したとすると、下記のように実行します。

        $ su
        # cd /sdcard
        # ./copyiwnn.sh

    • system.img
      PC側で作成します。
      PC側には、Linux環境が必要です。私は、手元にLinuxマシンがなかったのでVMwareを使いました。VMware Playerなら、無償で使えます。Linux環境はUbuntu 8.04 LTSのVMware用仮想マシンをそのまま使えば、インストールの手間は最小限で済みます。PanasonicのCF-Y8で試しましたが、VMwareは思っていたより軽いです。ちょっとしたプログラム開発なら十分使える感じです。
      1. ホームディレクトリの下に適当な作業ディレクトリを作り、そこに、iWnnIME.zipと、system.imgをコピーします。
        コピーする方法は、ご自分のお好きな方法で結構です。共有フォルダを使うか、USBメモリを使うのが便利だと思います。
        コピーしたら、iWnnIME.zipは展開しておきます。
      2. system.imgの中身を見るために、ディレクトリにマウントします。
        • マウント用ディレクトリを作成します。ついでに新しいsystemを入れるディレクトリも作成します。

          $mkdir system
          $mkdir newsystem

        • スーパーユーザーになります。

          $su あるいは、$sudo su(Ubuntuの場合)

        • system.imgをマウントします。

          #mount -o loop system.img ./system

      3. 新しいディレクトリにsystem.imgの中身をコピーします。
        このとき、パーミッションやリンク構造を変えないために、tarを使います。

      4. #cd newsystem
        #(cd ../system; tar cf - .)| tar xf -
        #cd ..

      5. iWnnIMEから、必要なファイルをコピーします。
        単にコピーするだけでなく、個々のファイルのオーナーとグループをrootに設定して、パーミッションを "-rw-r--r--" に統一したほうがよさそうです。ひとつずつ手でタイプするのは面倒だし、ミスも多そうなので、iWnnIMEに同梱のinstall.txtを参考に、install.shを作りました。

        install.sh


      6. 新しいsystem.imgを作成します。

        #mkfs.cramfs ./newsystem system.img.new

      7. これをmicroSDにコピーしてsystem.imgと置き換えます。

  3. iWnnIME.apkをインストールする。
    これについては、いろいろな方法があると思いますが、私は、iWnnIME同梱のiWnnIME.apkを無料のホームページ用レンタルサーバーにコピーして、Android側からダウンロードしました。レンタルサーバーはFC2や、Yahoo!ジオシティーズなど、いろいろありますので、お手軽だと思います。ちなみに、このとき、Android側で、Home画面からmenu(Windows)ボタンを押して、Settings -> Applications -> Unknown sourcesをチェックしておきます。こうしておかないと、Android Market以外からのインストールができません。

以上でiWnnIMEインストール完了です。

気軽にシステムをいじくれるのが非正規版Androidの魅力ですね。特にS11HTは少々ややこしいことになっても、SDカードを抜いてWindows mobile機に戻してやればいいので安心です。HT-03Aではこの手の冒険はできませんよね。 ;-P

[関連リンク]
Kaiser Builds [Android on HTC]
Japanese IME (iWnnIME) on Android - T9 / qwerty
VMware Player 、仮想マシン、仮想PC
VMware用仮想マシン | Ubuntu Japanese Team
FC2 total Web Solutions- 無料ホームページ アクセス解析 ブログ.....
Yahoo!ジオシティーズ - 容量50MBのホームページスペース。日記.....

2009年7月12日日曜日

Android 1.5 on S11HT iWnnIMEインストール完了!

09071201むははは、S11HTに日本語IME(iWnn)インストール完了です。さすがオムロンさん。安定しておりますねぇ。Wnnを使うのは何年振りでしょうか。ちょっと前まではUNIX系EWSを使うにはWnn必須だったような気がするのですが、最近あんまり見ませんね。

ちなみに、これ、正式版ではありませんので、皆様いろいろ事情があるのではないかと思います。とにかく使えることはわかりましたので、ご自分のS11HTでテストしてみたい方は、早めにダウンロードだけでもしておいてはいかがでしょうか?

ダウンロードはこちらから、
http://www.megaupload.com/?d=6VU7ALBX

一応、インストールの仕方はここに、
Japanese IME (iWnnIME) on Android - T9 / qwerty

ただ、この方法でインストールしようとすると、S11HTを開発用PCのadbから認識できるようにしてやらないといけません。いろいろ調べてみましたが、その方法はよくわかりませんでした。

仕方ないので、ディレクトリ構成だけを参考にさせていただいて、あとは一個一個、手でコピーすることにしました。adb使っても、やってることは一緒なので…… ま、ええやん。ねぇ。

で、/dataの下にコピーすべき、はじめの2つ、jp.co.omronsoft.iwnnimeフォルダと、system@app@iWnnIME.apk@classes.dexファイルは、先にmicroSDにコピーしておいて、Terminl Emulatorを立ち上げて、suでスーパーユーザーになった後、指定のディレクトリにコピーしました。

残りのファイル、*.soを/system/lib/に、DroidSansJapanese.ttfを/system/fonts/にコピーする方法ですが、これはちょっとめんどくさかったです。

Linux環境が使えるPCを準備しなくてはいけません。私はめんどくさいのがいやなので、UbuntuのVMwareバージョンをそのまま使いました。書き込み方は、このサイト(部活動録: S11HTの画面回転)を参考にさせていただきました。ここにある方法で、ひとまずsystem.imgの中身を任意のディレクトリに展開して、そこに*.soと、DroidSansJapanese.ttfをコピーして、再度system.imgを作り直します。注意しなくてはいけないのが、パーミッションです。コピーした後に必ず、"chmod a+r ファイル名"を実行して誰でも読めるようにしておかないといけません。あと、私は毎回sudoを打つのがめんどくさいので、はじめに"sudo su"として、スパーユーザーになってから作業しました。

最後の、iWnnIME.apkは、私は、一旦インターネット上のサーバーにコピーして、Browserからダウンロードすることでインストールを完了しましたが、microSDにAndroidAppsという名前のフォルダを作って、その中に.apkの付いたファイルを入れておくと、自動でインストールしてくれるようなことが、Installing Android on the HTC Kaiser [Android on HTC]に書いてあります。Android 1.1のところに書いてあって、Android 1.5のところに書いてないので、ちょっと怪しいですがご自分のホームページなどお持ちでない方はお試しあれ。

09071202 ちなみに、キーボードを開くと、ちゃんとソフトキーボードは隠れてくれます。この状態で英語と日本語の切り替えはShift-Spaceです。そう、Wnnですからね!

まさか、携帯電話に自分でUNIXをインストールしてWnnを使う日がやってくるとは思いませんでした。

最新のAndroidをいじくりながら、なぜか妙にノスタルジックな感覚を覚えてしまうのは私だけでしょうか。

[関連リンク]
Japanese IME (iWnnIME) on Android - T9 / qwerty
http://www.megaupload.com/?d=6VU7ALBX
部活動録: S11HTの画面回転
Installing Android on the HTC Kaiser [Android on HTC]

2009年7月11日土曜日

Android 1.5 on HTC Kaiser : build07_09_09

Kaiser Builds [Android on HTC]へ行くと、最新版android-ION-07_09_09.zipがアップされています。(例のごとくファイル名は"android-1.5-2009-07-09.zip")

早速インストールしていじくってみたところ、android-ION-30_06_09.zipに比べて、かなり安定しているますので、07_09_09で遊ぶのをお勧めします。

GPSやカメラがVogueで使えると書いてあります。Kaiser用のコメントに、わざわざVogueの話が書いてあるということが既にかなり微妙です。S11HTでは、Google Mapを立ち上げると、パラボラアンテナのマークが出て、なんかやってるっぽいですが、位置情報はつかめないようです。カメラは真っ暗です。

とはいえ、少しずつ開発が進んでいるようで、これからが楽しみです。

インストールの手順は同じです。確証はないのですが、SDカードはSDHCを使ったほうが安定しているように思います。Class6程度の速度はあったほうがよさそうです。特に起動時のLinuxカーネルを読み込むときの時間が体感的にかなり違います。経験的に、Linuxカーネルの立ち上げに時間がかかっているような気がすると、そのままうまくAndroidが起動しても、いろいろ遊んでいるうちに不安定になってハングしてしまうような気がします。この辺はイメージなので、S11HTとmicroSDのメーカーによる相性などもあるかもしれません。私の場合、Transcendの8GB(Class6)が一番安定しているように感じます。他は、PanasonicとかTOSHIBAとかですが、どれも512MBや2GBなどで、SDHC規格ではないので比較できません。それから、FAT16でも起動しました。ただし、FAT16だから不安定なのか、データ転送速度が遅い(Class2)から不安定なのかはわかりませんがとにかく不安定で、ちょっと遊んでみるにしても、あまりにストレスフルなのでお勧めできません。

それから、今回のリリースのパッケージの中のdefault-kaiser.txtの中身を見ていると、画面の解像度指定が

mddi.width=324 mddi.height=432

と、なっています。数字が中途半端なので、気になって前回のものを確認すると、

mddi.width=320 mddi.height=428

なんか、微妙に違うんですね。この微妙さは、作った人の好みなんだろうと思いますが、実際の話、いくつが一番見やすいのでしょうか? 本当のS11HT(Kaiser)の画面サイズは240x320なので、一度、

mddi.width=240 mddi.height=320

で起動してみました。すると、画面がクッキリして、これはこれでかなりイイ感じなのです。ただ、1画面に表示できる情報量が少なく、ブラウザなどが見にくくなります。Opera miniを使えば、ある程度は…… とも思ったのですが、それ以外にもちょいちょい使いにくいシチュエーションがあったので、やはりもう少し大きな数字を指定してやる必要がありそうです。

そこで、自分なりにいろいろ意味のある数字を考えてみたところ、1画面の情報量がちょうど2倍になるように1辺を1.4倍(≒√2)にしてやってはどうかと思いました。今のところ、この設定で使っていますが、イイカンジです(笑)

mddi.width=336 mddi.height=448

一度、お試しあれ。

[関連リンク]
Kaiser Builds [Android on HTC]

2009年7月9日木曜日

Android 1.5 on S11HT(EMOBILE) 動作確認

HTC Kaiser(S11HT)用のAndroid配布ページ “Kaiser Builds”(http://www.androidonhtc.com/kaiser/latest_builds) から、Android 1.5 のビルドデータが6月30日にアップされています。

Androidは、1.5からinput method (IME)が使えるようになっていますので、日本語IMEをインストールすれば、日本語のメールもストレス無く打ち込むことができるはずです。

Android 1.5 Bundlesの表の一番上、"android-ION-30_06_09.zip"と書かれたリンクをクリックして必要なファイルをダウンロードします。

ちょっと疑問なのは、このリンクをクリックしてダウンロードできるファイルは、"android-1.5-2009-06-30.zip"なのです。ファイル名が違うのですね。

ま、このあたりの細かいことは、あまり気にしても仕方ないので、自ら地雷を踏む覚悟で盲目的にダウンロードして展開します。

ちなみに、Android関係で最近やたらIONという単語が出てくると思ったら、Google主催で5月27日(現地時間)に、サンフランシスコで開かれたGoogle I/Oカンファレンスで、ロックなしのHTC Magicが、IONという名前で無料で配布されたんだそうです。メッサむかつくし。俺も欲しいし。

その昔、SUN主催の組み込みJAVAのカンファレンスで、組み込みJAVAがインストールされたPalmが無償配布されたという話がありましたが、そのときも、むちゃむかついたです。後から言うなや~、って感じです。

話が強烈に横道にそれてしまいました。とりあえず、落としたファイルを展開してみると、"bundle"というあっさりした名前のフォルダが出てきます。

この中には以下のようなファイルが入っています。

2009/07/09  20:53           1,409 default-kaiser.txt
2009/07/09  20:53           1,877 default.txt
2009/07/09  20:53         137,216 haret.exe
2009/07/09  20:53       3,160,318 initrd.gz
2009/07/09  20:54      43,315,200 system.img
2009/07/09  20:53       1,425,784 zImage
               6 個のファイル        48,041,804 バイト

これらのファイルを前回と同じようにUSBアダプタ経由でmicroSDのROOTに直接ファイルをコピーします。

そのとき、ちょっと気にしたのは、microSDのフォーマットです。Installing Android on the HTC Kaiserを見ると、FAT32かext2フォーマットのパーテーションを使うように書いてあります。前回、たまたま手元にあったのが、8GBのSDHC規格のmicroSDだったので、そのあたりは全然気にしませんでしたが、今回手元にあった空きカードは、512MBのSD規格のmicroSDです。SDHCはFAT32フォーマットで出荷されるように規格で決まっていますが、SDは特に決まりがありません。たいていは、FAT16でフォーマットされています。ですので、とりあえずWindows上でFAT32でフォーマットします。

format090709 FAT32でフォーマット
SDHCではないSD規格のカードはFAT16でフォーマットされていることが多い。

FAT16でも動きそうな気はしますが、ま、念のため……

あとは、先ほど展開したファイルをそのままmicroSDにコピーして、"default-kaiser.txt"を"default.txt"に書き換えて、中身を編集します。

そういえば、前回、「PPPの設定は関係ないみたい」のようなことを書いたのですが、やってみると、ちゃんと関係あるみたいです。以下が、とりあえず動いたdefault.txtです。

ここから先も前回通り、一旦、S11HTをソフトリセットして、haret.exeを立ち上げ、Runをタップすると、お馴染みペンギンの絵が出て、Linuxカーネルが立ち上がり、続いてAndroidが立ち上がります。

今回は、"data.img"か"data.gz"が無いので、data.imgを自動的に作るため、Linuxの起動に最初少しだけ時間がかかります。Androidのロゴがかっこよくなっています。

うまく立ち上がったら、Android1.5のチュートリアルが始まってしまいますが、そんなものはとりあえずスキップして、ネットワークの設定をします。設定するところまでは、前回と同様、メニューからSettingsを開き、"Wireless controls" -> "Mobile networks" -> "Access Point Names"を選択します。ここで、Windowsボタンを押すとAPNの追加ができるようになりますので、これをタップして、APNを"emb.ne.jp"に、UserName,Passwordを"em"に設定します。あと、Nameは何でもいいですが、適当に"EMOBILE"にして、Windowsボタンを押してセーブします。

ちょっとだけ違うのはその後、ネットワークを起動するプログラムが、Toggaだったのが、1.5からは、Modemというストレートな名前に変わっています。

Modemを立ち上げて、Connectをタップすると、PPP接続がはじまります。

今回驚いたのは、Android Marketに行ったら、My downloadsに、過去インストールしたフリーウェアがすべて管理されていたので、再インストールの手間がほとんどかからなかったことです。

これだったら、OSのバージョンアップもハードウェアの乗り換えも、ほとんど手間はかからないですね。

さて、真の狙いは日本語IMEのインストールですが、これはまだAndroid Marketには上がっていないようです。検索すると、"Japanese IME (iWnnIME) on Android - T9 / qwerty" というページが見つかりました。SDKからコンパイルしないといけないのですね。でも、ここまで作ってくれているだけでもありがたいです。"At Google Developer Day last week, I received a free HTC Magic....."というくだりに強烈な嫉妬を覚えつつ、日本語IMEの作者に感謝したいと思います。

これはまた後日、トライしてみることにします。

[関連ページ]
Kaiser Builds
Installing Android on the HTC Kaiser
Google I/Oで無償配布されたAndroid携帯「Google Ion」を紹介
Japanese IME (iWnnIME) on Android - T9 / qwerty

2009年5月31日日曜日

JS-Kitの周辺、ちょっとだけ修正しました

トラックバック機能を付けるために、JS-Kit-Commentsを導入したのですが、元々のBloggerのテンプレートを参考に我流でテンプレートを書き換えていたために、ちょっと勘違いをしていたようです。

修正前は、トップページ以外でトラックバック用のURLを表示して、コメントを展開するようにしていました。しかし、これでは、トップページの一番下「前の投稿」から2ページ目に移ったり、ラベルをクリックして、同一ラベルの記事を表示すると、間違ったトラックバック用URLを表示して、コメントを展開すべきでないところで展開していました。

この問題は、本来はじめに気づくべきでしたが、そこまで気が回らず、記事が増えてきてやっと気づきました。

そこで、1行だけ修正して、1記事だけを表示したときにトラックバック用URLを表示して、コメントを展開するように修正しました。

修正箇所は、<b:if>タグの分岐条件です。

【修正前】
<b:if cond='data:blog.url == data:blog.homepageUrl'>

これを、

【修正後】
<b:if cond='data:blog.url != data:post.url'>

このように修正しました。

以下に、修正済みのコードを載せておきます。使い方は、以前のブログを参照願います。

[関連リンク]
Bloggerでトラックバックを受け取る方法
JS-Kit-Comments:カウント表示できるようになりました
レイアウト用ページ要素タグ - Blogger ヘルプ
レイアウト用ウィジット タグ - Blogger ヘルプ
レイアウト データ タグ - Blogger ヘルプ

2009年5月29日金曜日

AndroidでもOpera。快適高速ブラウザOpera Mini

Opera S11HTをWindowsMobile機として使っている場合、付属のInternet Explorer Mobileでは何かと不満が多いので、どうしても他のブラウザをインストールすることになると思います。Opera Mobileは、PC用のブラウザと同じぐらいレイアウトの再現性がよく、画面の拡大・縮小もスムーズで、タッチスクロールもしやすいので、Internet Explore Mobileの代わりに使っています。ただ、残念なのは、Opera Mobileは描画スピードがいまひとつ速くないのです。非力なCPUにPC並みのスピードを求めるのはおかしいのかもしれませんが、PC版Operaが速さをウリにしているだけに、描画速度がちょっと気になっていました。

Androidには、はじめからかなり強力なインターネットブラウザが搭載されているので、わざわざ他のブラウザをインストールすることもないと思っていたのですが、MarketをザッピングしていたらOpera Miniを発見しました。これまでOpera Miniは気になっていたのですが、試せる端末を持っていなかったので、Androidで試せるなら是非と思い、とりあえずインストールしてみました。

実際に使ってみると、これが驚くほど快適です。描画速度はかなり速いです。表示するページによってはレイアウトが崩れることがありますが、とにかく速いので許せるといった感じです。OSが違うのでなんともいえないですが、全く同じハードウェアの上で、Opera Mobileと、Opera Miniに、ここまでの差があっていいのでしょうか。

Opera Miniは、一旦、アメリカのOperaのサーバーでHTMLを解釈して、不必要な部分をカットした、軽いHTMLを端末に読み込む仕組みになっているようです。画像なども端末の解像度に合わせて縮小されているようです。Opera Miniは、サーバーと端末のあわせ技で高速表示を実現しているのですね。

operamini0 operamini1 operamini2

左:Operaminiの立ち上げ。
中:BBC Newsのページを開いたところ。
右:Upに切り替えたところ。

キーボードを開いて横長の画面にすると、かなり快適に使えるかもしれません。また、日本語のページも問題なく表示します。

operamini4 operamini3
左:横長画面でYahoo! Japanを開いたところ。
右:Upに切り替えたところ。

特にFacebookなどのモバイル用ページを持っているサイトは快適で、描画のストレスはほとんどありませんでした。これからもう少し使い込んでいく中で、標準のブラウザとの使い分けを考えていこうと思いますが、今のところ、モバイル用ページをサクサク見るためにOpera Mini、PC用ページをじっくり見るために標準ブラウザ。と、いう感じの使い分け方針でいこうかと思っています。

[関連サイト]
Android | Market
Opera Mini の機能
BBC NEWS | News Front Page
Yahoo! Japan

2009年5月28日木曜日

デジモノ好きにはたまらないUSBメモリ

USB090525

これ、皆さんご存知でしょうか? この黒ヒョウのおもちゃ、変形して本物のUSBメモリーになるんだそうです。タカラトミーのトランスフォーマーシリーズの最新モデルです。

子供の頃、トランスフォーマーが欲しくてたまらなかったのですが、結局買ってもらえず、そのまま歳月が過ぎしまいました。

一昨年、映画公開にあわせて、映画版の新型トランスフォーマーが一気に発売されました。大人になって小銭を持つと、子供の頃欲しかったものに歯止めが効かなくなってしまいます。今更こんなおもちゃ買ってどうするんだと思いつつ、ついついバンブルビーの旧カマロ版、新カマロ版、ジャズ、バリケードなど、変形が気になるものを買い集めてしまいました。

今回は更に歯止めが効きません。2GBのUSBメモリーとして仕事に使えてしまうからです。勢い、4、5匹買ってしまおうかとさえ思っています。完璧にタカラトミーの戦略にはまってしまっています。

この黒ヒョウに入れるべきデータは何でしょうね。USBブートのオリジナルLinuxでも構築して、トランスフォーマーのデスクトップテーマでも作ってしまいたい気分です。

[関連サイト]
トランスフォーマー デヴァイスレーベル ジャガー operating USB MEMORY
タカラトミー トランスフォーマー公式サイト
映画「トランスフォーマー:リベンジ」オフィシャルサイト

2009年5月23日土曜日

S11HT Android にフリーソフトをガンガンインストール!

P1020415S11HTにAndroidをインストールして遊んでいるのですが、とりあえず、カスタマイズの定番Home画面の変更を試してみました。 aHome Lite に OS X 風のテーマをインストールして、こんな感じで使ってます。aHome用のスキンはとにかく種類が多いので目移りしてしまいますが、簡単にテーマが変更できるので、日々の気分によってテーマを変えてもいいかもしれません。

P1020420ちなみに、他のアイコンはこんな感じ 。(右の写真)

う~ん。それっぽくてGood!。(笑)

追加ソフトのインストールは、Marketアイコンをクリックして Android Market に入ってダウンロードします。

P1020440_2Android Market では、今はフリーのソフトだけが公開されています。 CNET Japan によると、「2009年第1四半期の初めには、Android Marketで有料アプリケーションも配信可能になる」と、Googleが発表しているとのことですので、もうすぐ有料アプリも使えるようになるかもしれません。課金方法はどうなるんでしょうね。キャリア依存にしないでほしいところです。

ただし、Android Market を介さない、いわゆる勝手アプリも、ブラウザからダウンロードするだけで、簡単にインストールできます。ですので、例えば、aHome の販売元 mAPPn Inc. は既に、aHome の有料版をホームページで販売しています。支払いはPayPalなので、キャリアに関係なく購入することができます。

P1020434 Market からダウンロードできるアプリは、バージョン管理されていて、新バージョンが出ると、一番上のバーに通知されます。また、Android Market の中の、My download では、ダウンロード済みのアプリが記録されていて、それぞれのステータスも見ることができます。

撮影中にちょうど、Doomのバージョンアップ情報が届きました。写真で、Doom for Android の右に、Update available と表示されているのがわかるでしょうか? ちなみに、この Doom、そうです。あの Doom です(笑)。元はたしか DOSゲームだったように思うのですが、とにかく新しいコンピュータ、新しいOSが出るたびに、必ずといって良いほど移植されています。私は、十年ぐらい前にSunのワークステーションでもDoomをプレイしたことがあります。

P1020419日本語 入力は、JSandBox というアプリを使えば可能です。これも Market からダウンロードできます。インターネット上には、simeji という日本語入力アプリの情報がたくさん紹介されていますが、残念ながら、kaiser版Android で使おうとすると、文字が小さすぎて使えませんでした。G1や、エミュレーターでは simeji のほうが使い易いのかもしれません。また、JSandBoxは、キーボードを閉じた縦型状態で、左の写真のようなソフトキーボードが使えるので、電車の中で立っているときなど、片手で文字入力をしたいときに便利です。ただ、このソフトキーボードは操作方法が独特ですので、慣れるまで使いにくいかもしれません。

他にもいろいろインストールしてみたのですが、中でも気になったのが、ターミナルエミュレータ系のアプリです。P1020425

Android は、ベースがLinuxですからターミナルエミュレータを使えば、Linuxコマンドを直接実行することができます。Better Terminal Emulator というアプリで、"ls -l" を実行したのが、右の写真です。

こういうテキストベースの画面が見えると安心するのは私だけでしょうか。「あぁ、こうなってんの」みたいな安心感というか、安定感というか、“これならなんとかなるわ”的な気持ちになってしまいます。(笑)

P1020426 で、/bin に入って、コマンドを物色がてら、なにげにls -l を実行したところ、ほとんどが busybox のシンボリックリンクでした。確かに、この手の携帯機に、コンパクトな busybox は便利ですが、昔っから busybox って、こんなに多機能でしたっけ? 我々が 1-froppy Linux なんかを作って遊んでたころは、扱えるコマンドがもっと少なかったような記憶がありますが……

このターミナルモードでのオペレーションで気になったのが、インストールされていないコマンドを実行しようとすると、"command not found" でなく、"permission denied" というメッセージが出るのです。これにはちょっと違和感を覚えました。

P1020429えー、それから……これAndroid的に大丈夫なんでしょうか。スーパーユーザーにパスワードがかかっていないので、su コマンド一発で、スパーユーザーになれてしまいます。間違ってもAndroid で telnetデーモンなど走らせてはいけませんね(telnetクライアントは大丈夫です)。外から誰か入ってきてあっさり乗っ取られそうです。

ただ、おかげで OS を WindowsMobile に切り替えたいときに、ここで、sync して、reboot すれば、安心して Android を落とすことができます。

せっかくLinuxが走っているのだから、Apache をインストールして、ダイナミックDNSを使って、携帯式のwebサーバーを立ち上げるなんてこともやってみたいですよね。で、何が楽しいんだって言われると即答できませんが、サーバーにもなりうる携帯電話ってのは面白いですよ。 

あと、誰か Xサーバーを Androidアプリに移植してくれないかなぁ……、そしたら、Linuxのソフトがいっぱい動くんですけどね。うまくすれば、Palmの母艦になるかもしれない(笑)

……と、興味の対象がAndroid というより、携帯Linux になってしまっているのです。(笑)

あ、それから、どなたかスクリーンキャプチャするソフトをご存じないでしょうか?

[関連リンク]
グーグル、「Android Market」を正式オープン
mAPPn  - aHome - customizable android home …
Android、日本語入力の現状 - hClippr編集室ブログ
ASCII.jp:日本でも使える!AndroidケータイのSIMフリー版を試す

2009年5月22日金曜日

S11HTでAndroid、日本語入力もできるし普段使いOKです。

先日から我が愛器S11HTにAndroidを導入して使っていますが、意外に使えます。先人の方々が、ちゃんと日本語を入力する方法も準備してくれておりますし(JSandBoxがおすすめ)、流れ上、ドコモ向けに開発されたIMはそのうち公開されていくことになると思います。昔PalmをeBayで買って無理矢理日本語化(J-OSありがとうございました)していたときに比べると遥かに使える感じがします。

ベースがLinuxというのもなんとなく楽しくなる要素でもあります。WindowsMobileのマイクロソフト、iPhoneのアップルが市場競争をしているときに、LinuxベースのAndroidを掲げたGoogleが切り込んでくる様は、PCでのOS競争とそっくりで面白いです。

マイクロソフトはPCのときと同じように、ハードは作らずソフトウェアだけを複数のメーカーに提供する。それに対してアップルは独自の洗練されたハードウェアとソフトウェアの組み合わせで対抗。マイクロソフトがアップルを意識しながら、懸命に育てたハードウェアの上に、突然Linuxが現れて乗っかっていく。全く同じ流れを追っているようで楽しいです。しかも、マイクロソフトのOSからLinuxに橋渡しをするハードウェアが台湾製ってところも、台湾製DOS/Vパソコンが一気に広がってLinuxが走る下地を作っていったことを考えると、そういうシナリオがどこかにあるんじゃないかと思ってしまいます。

マイクロソフトは、常にアップルを意識しながら戦って、台湾人の誘いに乗ったLinuxに横っ腹を刺されるという運命なのでしょうか。

既に海外から、かなりの数のフリーソフトが公開されていますので、いろいろインストールして遊んでいます。画面の写真をいろいろ撮ったので、またアップします。あ、もう出張に出ないといけない時間なのでこのへんで……

2009年5月20日水曜日

S11HTでAndroid動きます。ええ、もうかなり……

試したら、ちゃんと動いたのでご報告します!!

手順は以下の通り。かなり簡単。ただし、WindowsMobile起動中に無理矢理LinuxにOSを切り替えているので、下手するとかなりややこしいことにもなりかねないですから、くれぐれも自己責任でお願い致します。

まず、http://www.androidonhtc.com/kaiser:latest_builds から、最新のビルドをダウンロードしてきます。今日の最新版は "android-1.1-04-05-09.zip" でした。

解凍すると想像していたよりたくさんファイルが出てきます。

2009/02/27  13:14         2,527,781 data.gz
2009/04/17  14:08             1,345 default-kaiser.txt
2009/04/23  20:32             1,278 default-vogue.txt
2009/02/27  13:15             1,157 default.txt
2009/02/27  13:14           137,216 haret.exe
2009/04/17  14:07         2,633,600 initrd.gz
2009/03/01  14:42               406 README
2009/04/27  17:18        34,312,192 system.img
2009/05/04  16:23         1,395,952 zImage
               9 個のファイル          41,010,927 バイト

とりあえず礼儀としてREADMEを開いてみます。
READMEによると、

自分のケータイ用のdefault.txtを作れ。
オプションは、default-kaiser.txtかdefault-vogue.txtを参照せよ。
usernameやpasswordを書き換える必要があるかもしれない。
全てのデータをあなたのSDカードのROOTにコピーせよ。
内部のフォルダに入れると動作しない。
ファイルマネージャーからharet.exeをクリックして実行しろ。

ということです。

ま、いろんな人のブログから得ていた情報と同じですね。

データは、SDカードのROOTに置くのがいいみたいですね。どなたかのブログではSDカードにAndroidディレクトリを作ったりされていたようですが、今回はROOTに置きましょう。

default.txtを編集するときなんですが、Linux上で開発されているのでしょう、改行コードがLFのみになっています。TeraPadなどのLF改行に対応できるエディタを使ったほうがよさそうです。Windows付属のメモ帳(NotePad)で編集するのはちょっと危険ですね。

とりあえず、まんまコピーしたほうがよさそうなので、USBアダプタ経由でmicroSDに直接ファイルをコピーしました。

その後、microSD上のファイルを編集します。

default.txtをdefault_org.txtに変更。
default-kaiser.txtをdefault.txtに変更。

そして、default.txtの中身をTeraPadで書き換えます。

set initrd "\Storage Card\initrd.gz" を
set initrd "initrd.gz" に

ppp.apn=www.vodafone.net.nz を
ppp.apn=emb.ne.jp

ppp.username=none を
ppp.username=em

ppp.password=none を
ppp.password=em

に、とりあえず書き換えます。ただ、どうも、PPPの設定は関係ないみたいです。後でAndroid上で設定しなおすことになります。

これで、Androidブート用のmicroSDは出来上がりました。

S11HTの設定から、Todayに表示させているアイテムを全て消します。

そして、メモリをクリアするためにソフトリセットをかけます。

WindowsMobileが立ち上がったら、ファイルエクスプローラーを立ち上げて、メモリーカードを開き、haret.exeをクリックします。

そして、haret.exeの画面でrunをクリックすると!

をを!立ち上がるぅぅぅぅぅ!!!

いきなりペンギンの絵とLinuxのブートログがぞわーっと流れたかと思うと、ピタッと止まって、おもむろにAndroidのロゴが立ち上がったと思うと、また、ピタッと止まる。

そんなことを繰り返して、立ち上がり切りましたぁ!!

では、kudzu_naokiさんのブログに習ってPPPの設定をしましょう。

Windowsボタンを押して、Home画面に行ったら、メニューからSettingsを開き、"Wireless controls" -> "Mobile networks" -> "Access Point Names"を選択します。ここで、Windowsボタンを押すとAPNの追加ができるようになりますので、これをタップして、APNを"emb.ne.jp"に、UserName,Passwordを"em"に設定し、Windowsボタンを押してセーブします。

Homeに戻って、メニューからToggaを起動。右下のConnectを押してしばらく待つと接続完了です。ヤッター!

最新版はロケールが英語しかないようで、メニューは全部英語です。でもでもでも、すっご~い。これ、かっこいい。使えるじゃん。ずっとこれでいきますか? 普段に使ってみようかなぁ。

汚い写真ですが、とりあえず証拠写真を撮ったので載せておきますね。

P1020365 P1020368 P1020372 P1020370

左上:ネットでよく見るAndroidのデスクトップです。
右上:下のタブをタッチするとメニューが出てきます。
左下:さすがAndroid、ブラウザから使えるGoogleのサービスが多い。
右下:YouTubeの動画も余裕で再生。

勝ちましたね。iPhoneやドコモに勝った気がします。(笑)

[参考サイト]
S11HT(EMONSTER)でAndroidの最新状況のその後…
Android on S11HT (EMONSTER) - potio Arabicam amo
[Android]EMONSTER(S11HT)ユーザーが、これから15分でAndroid…
Kaiser Builds [Android on HTC]
Boot Options [Android on HTC]

うひゃン!S11HTでAndroid動くじゃないの!!

docomoからAndroidケータイ発表と聞いて、モヤモヤ感を抑えられず、仕事が手に付かないまま、ただひたすらにネットをザッピングするしなかったのですが、このブログを発見してスカーッとしました。(元ネタはここ

なな、なんと!S11HTでAndroidが動くんですー、キャー!!

フフフ、勝った気がします。下の動画は英語版ですが、前出のブログによると日本語化もどんどん進んでいるとのこと。

ドコモのAndroidケータイで、WindowsMobileは動かんでしょう。そりゃ違法コピーして無理矢理インストールすりゃあ動くでしょうが、それ、やっちゃダメですからね。その点、AndroidのほうはLinuxベースのプラットフォームでGoogleから無償提供されていますので超合法。しかもWindowsMobileと共存できるみたいです。

そうと知ったらすぐにでも……

あ、今、仕事中ですので、後で試してみようと思います。

いやぁ、S11HT(というかKaiser)にしといてよかった。

[関連リンク]
部活動録: Android on S11HT
S11HT(EMONSTER)でAndroidの最新状況のその後…
Kaiser Builds [Android on HTC]

ドコモがAndroidケータイ出すって、マジですか!?


GoogleからHT-03Aの動画が公開されています(YouTube) 

え~、マジですか、ドコモですか。そっかー、なんかちょっとヤラレタって感じですね。同じHTC製スマートフォンを使う身としては……。

でもね、いいんです。docomo PRO series HT-03Aって、どうやらキーボード付いてないみたいだし。S11HTにしたのは電車の中でぱこぱこメール打つためにキーボードが欲しかったからで、キーボードが無いんなら……

しかも、ドコモの料金体系気に入らないし。

あ~でも、Androidってのが気になるぅ~。しかも、GPS&地磁気センサが付いているからGoogleマップで、カンペキなナビになる可能性大だし……

しかも、GIGAZINEによるとカナダ向けのG2(HTC Magic)と同じだというじゃないですか。

む~ん。ズバリ欲しいです。でも、先立つものがないので……(T_T)

[関連リンク]
日本初上陸、ついにNTTドコモがAndroidケータイを発売か-GIGAZINE
いよいよ来月発売されるNTTドコモの「Androidケータイ」…… GIGAZINE
NTTドコモ、アンドロイド携帯を含む夏モデル18機種を発表
ドコモ、アンドロイド搭載スマートフォン発売へ
Android - Open Handset Alliance プロジェクト
Open Handset Alliance
Android | Official Website
Google モバイル - Android

2009年5月18日月曜日

スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (6)

(はじめから読む)
スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (5) からのつづき


使ってみました。スーパー大容量バッテリー。Goodです。かなりGoodです。出先でちょっとメールしたり、インターネットで検索したりするときに、いちいちバッテリー切れを気にする必要がなくなりました。朝、7時ごろにUSBケーブルを外してから夜の10時まで全く充電なしでOkです。

重さは重くなっているはずですが、もともと、胸のポケットに入れるには重すぎたので、普通に鞄に入れて持ち歩いても重くなったのは気になりませんし、手に持った感じも、フタごと大きくなっていて、しかも内部に隙間ができているので、重くなった感じはしません。

持ち歩く際のケースは、買ったときにオマケで付いてくる純正のケースに無理やり押し込んで使えば、全く問題ありません。

気になっていたカメラ周りも、今のところ全く問題なしです。

出張中で移動中もバッテリー切れの心配が無いというのは、とってもありがたい。価格とか、サイズとか、いろいろ検討した結果だとは思うのですが、純正のバッテリーは小さすぎるというのが、私の今の結論です。S11HTを快適に使うためには、このサイズのバッテリーは必須と考えていいと思います。

[関連サイト]
ビザビ 楽天市場店
EMONSTER(S11HT)用スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL

2009年5月10日日曜日

スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (5)

(はじめから読む)
スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (4) からのつづき


P1020405_2左の写真がバッテリーを本体に装着した状態の写真。  真正面から見ると、純正品と同じくピッタリと収まっています。

でも、下の写真を見れば、本体からどれくらい飛び出しているかよく分かると思います。
 P1020407
そして、これにフタをしたのが、下の写真。
P1020408 P1020409
思いのほか違和感はありません。もともとそんなに洗練されたデザインというわけでもなかったからか…… と、いうとちょっとまずいかもしれませんが、元からこうだったと言い切られれば特に気になりません。手に持った感じも、むしろこちらのほうが手になじむような感触です。

気になるカメラ部分は、こんな感じ。
P1020411 
ケースからカメラ部分までかなり隙間が空いた状態になっています。カメラに直接触ってしまう可能性は低そうですが、やっぱり埃の進入が気になります。外観を損なわないようにしながら、何か対策をする必要があるかもしれません。

肝心の使用時間ですが、今のところ、朝、充電用USBケーブルを抜いて、ちょこちょこメールをチェックして、返事を書くぐらいの作業をして、夜にバッテリーの縦棒が2本減っているぐらいですから、いまのところかなり効果アリという感じです。もう少し何日か使ってみないと実際の使用感はわからないと思いますので、またおいおいレポートいたします。

[関連サイト]
ビザビ 楽天市場店
EMONSTER(S11HT)用スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL
HTC
HTC (企業) - Wikipedia
HTC Kaiser
PDA×TPO@物欲狂抑鬱症 HTC Kaiserが仮予約開始だ!
Fattafa Limited

スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (4)

(はじめから読む)
スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (3) からのつづき


次に、外観上最も気になるフタの比較です。
P1020398いきなりピンボケ画像で申し訳ありませんが、ちょっと撮りなおすのに手間がかかるので、雰囲気だけご確認ください。

純正品はつや消しラバー風のソフトなイメージに仕上げられていますが、大容量バッテリー用は、ピカピカテラテラの光沢仕上げになっています。工数的に考えると、磨き工程を入れていることはないと思いますが、かなりピカピカです。

この面はS11HT本体からすれば裏ですから、直接机の天面などに触れて擦れる部分なのですが、情け容赦なくピカピカに仕上げられています。一応、机などの平たい面に置いたときのことを考慮して、四隅に脚代わりのポッチが付いていますので、平たい面においたときは光沢面が直接擦れることはなさそうです。

細かいところを見ていくと、htcのロゴマークの変わりにWi-FiとBluetoothのマークが入っています。たぶん、htcのマークを勝手に使うわけにはいかないけど、何かマークを入れないと寂しいと思ったのでしょうね。でも、このフタに変えてしまうと、本体からhtcのロゴが全くなくなってしまいます。どこかにちょっとhtcのマークが欲しいような気がします。

また、スピーカーとカメラの周辺もガラリとイメージが変わります。スピーカーの穴の形状が丸くなって少し小さくなったような気がします。また、カメラの穴は、ボッコリ大きな穴が開いていて、なんと、素通し。保護用の透明樹脂板など、全く入っていません。穴の深さが深いので本体側のレンズカバーを指で触ってしまうことはなさそうですが、それでも、素通しだと本体側のレンズカバーに直接埃などが付いてしまったとき、掃除するのが大変そうです。コストの問題もあるのでしょうが、Wi-FiやBluetoothのデカールを貼る工程を無くしてでも、これは是非改善していただきたいですね。

そして、気になる厚みですが、違いは下の写真のような感じです。
P1020399 P1020400
フタだけ比べると、厚みの違いがはっきりします。これだけ体積が増えれば、バッテリーの容量もグッと増えるわけですね。否が応でも期待が高まります。

つづく

[関連サイト]
ビザビ 楽天市場店
EMONSTER(S11HT)用スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL
Wi-Fi - Wikipedia
Wi-Fiとは 【Wireless Fidelity】 - 意味・解説 : IT用語辞典
fon - WiFi FOR EVERYONE | 世界最大のWiFiコミュニティ fon japan...
Bluetooth - Wikipedia
ブルートゥースとは 【Bluetooth】 - 意味・解説 : IT用語辞典
プールサイドのビキニ美女+ブルートゥース+悪ガキ(動画) : Gizmodo...
HTC
HTC (企業) - Wikipedia

2009年5月9日土曜日

スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (3)

(はじめから読む)
スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (2) からのつづき


まずは、純正品との比較から。 下の3つの写真は、全て左が純正品、右が大容量バッテリーです。(クリックすると拡大写真が別ウィンドウに表示されます)
P1020402P1020401P1020403 
まず、左の写真から。パッケージ正面の写真です。純正品は、イー・モバイルが発売元ですので、日本語で事細かな注意書きが書かれています。容量は確かに1350mAhと書かれています。大容量バッテリーには、“For HTC TYTN II P4550(Kaiser)”の文字が見えます。容量は確かに3000mAh。そして下のほうには、PSEマーク。そして、その横には「(株)ミヤビックス」の文字。これで正規輸入が再開できるようになったわけですね。ミヤビックスさん、お疲れ様でした。

次に真ん中の写真。この角度から見ると、違いがはっきりわかります。これだけ厚みが違います。

そして、見た目上の両者の違いが最も大きいのが、右の写真。バッテリーの裏側の写真です。左の純正品は裏面全面に梨地加工された金属板が使われているのに対し、大容量バッテリーでは、本体側にある端子様接点に触れる部分だけ金属が露出していて、他は樹脂で隠されています。(下の写真で、本体側に端子のようなものがあるのがわかるでしょうか)
P1020404
そもそも本体側にある接点が、電気的に何かの意味があるのか、あるいは本体とバッテリーの外形マージンを埋めるバネとして機械的な意味しかないのか、そのあたりの詳細情報はわからないので、この違いが機能に影響するのかどうかはわかりません。しかし、単なるバッテリーパックとはいえ、いろんな設計者がいろんな考え方で設計しているのだなあと、遠く中国の設計者たちに思いを馳せてみたりするのでした。

つづく

[関連サイト]
ビザビ 楽天市場店
EMONSTER(S11HT)用スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL
PSE法 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!
電気用品安全法のページ
HTC Kaiser
PDA×TPO@物欲狂抑鬱症 HTC Kaiserが仮予約開始だ!
梨地 - Yahoo!百科事典
梨地について
梨地加工 - 教えて!goo

スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (2)

スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (1)からのつづき

P1020387昨日、家に帰ると、右の写真のような包みが届いておりました。どうやら、ビザビから例のブツが届いたようです。

実は、ゴールデンウィーク前に注文したのですが、ビザビがお休みだったため、昨日、ようやく届いたのでした。

待ちに待った、大容量バッテリー、キタ━(゚∀゚)━!!!!!

パック 中身はこんな感じ、ブリスターパックで“MUGEN POWER”のロゴが気になります。MUGENって、やっぱり日本語の「無限」ですよね。「無限パワー」って凄い名前。バッテリーばっかり作ってる会社でしょうか? パックの裏を見ると、ISO9001取得済みのマークとRoHS対応のマークが見えます。会社のURLとおぼしきアドレスも載っています。"http://www.unifirm.com" です。ちょっと覗いてみました。どうもPDAやスマートフォンの大容量バッテリーばかりを作っている会社のようです。ただ、このホームページ、クリックできそうなところは多いのですが、意外にクリックできません。ご興味ある方はどうぞ。

特に熱圧着されているわけでもないブリスターパックなので簡単に手で開けられます。P1020392

中身は、バッテリ本体と、専用のフタです。 純正バッテリーの2倍以上の容量を確保するためには、単純に2倍以上の体積が必要なわけですが、そのまんまでは、大容量バッテリが入る隙間がありません。大容量バッテリが入る空間を確保するために、ポッコリ盛り上がった、専用の裏蓋も同梱されているのです。

つづく

[関連サイト]
ビザビ 楽天市場店
EMONSTER(S11HT)用スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL
Fattafa Limited
キターAA集

スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL (1)

純正バッテリーの2倍を超える容量を持つ、スーパー大容量バッテリーHLI-P4550XLを購入しました。

EMONSTER(S11HT)に限ったわけではありませんが、一般にPDAやスマートフォンを使っているときに最も問題になるのが“電池切れ”です。昔のPalmPilotなどは、単四電池2本で1ヵ月使い続けたりできましたが、画面がカラーになってバックライトが明るくなったり、CPUが高速になるにつれて消費電力は大きくなります。また、スマートフォンのように無線通信を行うようになると、いよいよ電池切れ問題が頻発するようになっています。

無線通信の省電力化への取り組みは、携帯電話メーカーを中心に日々刷新されています。今、普通の携帯電話では、朝に充電台から取り外したままで、一日の外出中に電池切れするということはほとんど無いと思います。(ちなみに、私が始めて買ったmovaは、機能は電話オンリー、ニッケル水素電池がずっしり重く、全身つや消しの薄緑ががった無粋なブラックにつつまれ、男の道具的な印象を強く放っていましたが、バッテリーは一日持つか持たないかで、道具としての機能も今のチャラいギャル携帯にぼろ負けしておりました)しかし、スマートフォンは携帯電話よりも処理能力の高いCPUを積んでいたり、液晶画面のサイズが大きかったりする分、どうしても消費電力は大きくなります。特に、S11HTの純正バッテリーでは丸一日使い続けるのは事実上無理で、どこかのタイミングで充電する必要がありました。

この問題を解決するために、純正品1,350mAhに対して、3,000mAhという大容量を持つサードパーティー製のバッテリーが発売されています。一時は、リチウムイオンバッテリーがPSE法の適用対象となった事から正規輸入品が入手しづらい状況になっていましたが、このたび、株式会社ミヤビックスでPSE法対策が可能となったため、輸入が再開されたようです。ミヤビックスのインターネットショップ、ビザビから購入できます。(HLI-P4550XLへの直リンクはこちら)

つづく

[関連サイト]
ビザビ 楽天市場店
EMONSTER(S11HT)用スーパー大容量バッテリー HLI-P4550XL
PSE法 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!
電気用品安全法のページ
Palm - Wikipedia
Palm Pilot (パームパイロット) - 関心空間
パームパイロットの生みの親 - @IT自分戦略研究所

2009年4月29日水曜日

Yahoo!がWindowsMobileをiPhoneにする

yahoogotopいま、愛用のS11HTに米国のYahoo!から、"Yahoo!  Go"というアプリをダウンロードして使っています。

イングリッシュネイティブではないので、英語環境オンリーのこのアプリが使いやすいわけではないのですが、Windows Mobile上で、Yahoo.comのメールを使う際に便利という理由だけで使っていました。

そろそろバージョンアップでもあるんじゃないのかと思い、何気にYahoo.comを覗いたところ、Yahoo! Goのことがどこにも載っていないじゃないですか。「え~、何? もうなくなっちゃったの? iPhoneに殲滅されたかなぁ~」などと思いながら、ポチポチ、クリックを続けていると……あれ?

"for smartphones"って、書いてあるよなぁ……、"To run on popular devices from: WindowsMobile" ……

Transform your phone. エ、エエエエエ…… これは、iPhoneと、クリソツじゃねぇの?

"Transform your phone."って、トランスフォームした結果がiPhoneじゃ、まずいんでないの?

iPhoneが欲しいくせに、ついついWindowsMobile機を買っちゃう哀れなへそ曲がりのために、Yahoo!様が見た目iPhoneにしてくれるわけですね!「ありがとう。Yahoo! ボクの本音をわかってくれるのは君だけだ!!」

5月末にリリースということなので、ゴールデンウィークにイジリ回せないのは残念ですが、今から待ち遠しくてしかたありません(笑)

Yahoo! Mobile for smartphones
Yahoo! Go. The best Internet experience for your phone.
Yahoo! Mobile Widget Gallery. A selection of Mobile Widgets!

2009年4月25日土曜日

JS-Kit-Comments:カウント表示できるようになりました

先日、Bloggerにトラックバック機能を付けるために、JS-Kit-Commentsを導入するにあたり、コメント数のカウントがうまく出来ないということを少し書きましたが、(先日のブログ)原因は、私のちょっとした勘違い&思い込みであったことがわかりました。

JS-Kitのページでは、設定や管理の説明やFAQがあちこちに散在しているため、ついついイライラして勘違いをしていたようです。

勘違いの内容は、コメントやトラックバックの管理をするためのスクリプト、“http://js-kit.com/comments.js”のほかに、“http://js-kit.com/comments-count.js”というスクリプトがあることに気づかず、dviタグやspanタグの中のclass定義を“comments.js”が自動で認識してくれるのだと思い込んでいました。

JS-Kitでは、サポートは有料とのことで、JS-Kit内の掲示板に質問を書き込んでも、何の音沙汰もありません。たまたまその掲示板を読んだほかのユーザーが、答えを持っていれば書き込んでくれるかもしれませんが、たいていは放置されたままです。仕方なく、イライラしながらサイト中をクリックしまくって散在している細切れの情報をつなぎ合わせながらスクリプトを書いていくしかありません。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。JS-KitのまとめWikiというものがありました。“http://wiki.js-kit.com/”ここのJS-Kit Comments 管理ガイドをつらつらと眺めているときに、おや?、スクリプトが違う? と……

以下に、コメントカウント機能を入れたコードを載せておきます。使い方は、先日のブログを参照願います。

[関連サイト]
JS-Kit Community Wiki
JS-KitがコメントシステムサービスのHaloScanを買収
【JS-Kit.Com】簡易コメント欄がコピペするだけで簡単に設置可能
JS-Kit+bloggerでtrackback機能を無理やり作ってみる
Bloggerに無いTrackback(トラックバック)機能を実装したい・・

2009年4月22日水曜日

Bloggerでトラックバックを受け取る方法

Bloggerは、ひとつのアカウントで複数のブログが管理できたり、ブログごとに別のアドレスが設定できたり、商業利用にも特別制限が無かったりと、何かと便利で都合のいいシステムで、その気になれば、テンプレートを丸ごと入れ替えたり、フィードを自分の好きなサーバーに設定できたり、好き放題のカスタマイズも出来てしまう上に、しかも無料という、ほぼ完璧なブログサービスなのですが、残念ながらどういうわけか、そのままではトラックバックを受け取ることができません。

トラックバックがブログにとって必須というわけではありませんが、誰かが自分のブログを引用した後に、トラックバックpingを打ちたいと思っても打てないというのは、なんとなくさみしいような気がします。

インターネットで"Blogger トラックバック"などのキーワードで検索すると、いくつかのページにヒットします。それらのページを参照すると、フリーのHaloScanというシステムを組み込むと、Bloggerでトラックバックが受けられると書いてあります。かなり細かくコードの埋め込み方を書いているページもありますが、実は、HaloScanは、JS-Kit.Com.に買い取られ、JS-Kitの各種ツール群の中のJS-Kit-Commentsとして、コメントの統合管理環境の位置づけになっているようです。

Bloggerへの導入方法も今は、HaloScanの頃とは変わっていて、簡単にWeb上の指示に従うだけで導入できる仕組みが出来ています。どうやら、Bloggerにあるテンプレートを使っているノーマルユーザーはこれで簡単にトラックバックが受け取れるようになるみたいです。

しかし、この手順に従ってテンプレートをバッチ処理しただけでは、トラックバック用のURLが表示されません。しかも、トラックバックをサポートしている旨の記述はいたるところにあるのですが、設定のためのドキュメントが、JS-Kit.Com.のサイトの中にバラバラに散在していて、どんなURLにpingを打ってもらえばいいのかを見つけるのに一苦労です。(ここにあります)

しかも、このブログのように、標準でないテンプレートを使っていたり、もう少しかっこよく導入したいと思うと、テンプレートを直接編集することになります。

そこで、できるだけ簡単にかっこよく、それっぽい感じでBloggerにJS-Kit-Commentsを導入する手順下記にまとめておきます。

  1. まず、 Bloggerのダッシュボードから設定したいブログの「レイアウト」タブをクリックして、メニューの中の「HTMLの編集」をクリックします。
  2. 「テンプレートをすべてダウンロード」をクリックして、テンプレートをダウンロードします。
  3. 次に、ダウンロードしたテンプレートを適当なエディタで開き、“<b:includable id='post' var='post'>を探します。
  4. これとペアになっている“</b:includable>”を探します。検索で次に出てくる“</b:includable>”です。
  5. そこから、上に“</div>”を2つ上ったところに下記のコードを埋め込みます。

  6. 適当な名前でセーブします。
  7. Bloggerに戻って、このファイルを「レイアウト」タブの「HTMLの編集」から、アップロードします。

手順としては以上です。

これで、各ページにトラックバックURLが表示されたと思います。

ただ、この方法では、コメント同期機能が生きないようです。また、コメント数の表示がうまく出来ませんでした。

これらはおいおい、いじくっていこうと思います。

[参照サイト]
クリボウの Blogger 入門: トラックバック
curation2.0: bloggerでトラックバック
にょけ雑記: GoogleBlog(Blogger)におけるTrackBackの方法
クリボウの Blogger Tips: Blogger でもトラックバック - HaloScan
すぐに忘れる脳みそのためのメモ: Blogger にトラックバックを付ける - HaloScan
Somewhere in a Way to Nowhere: Bloggerでトラックバックをできるようにする
無料ブログ比較「ブロガー」Blogger
Google Dance黙示録BLOGGER: Bloggerはトラックバックできない

2009年4月19日日曜日

【定番ソフト】GoogleSearch、YouTubeビュアー

私がEMONSTER(S11HT)にインストールしている定番ソフトをご紹介いたします。
GoogleSearchは、あると便利な定番ツール。これをToday画面に表示させておくだけで、EMONSTERとGoogleの各種アプリケーションとの間がいきなりシームレスになり、一気にWindowsMobileの枠を超えたモバイルツールへと進化させることができるのです。(言い過ぎ)
ただ、ちょっとインストールにコツがいりますので要注意です。


Googleのサービスはモバイル用に限らず、ひとまずアメリカ向けにリリースされて、他の国でも問題なさそうなものや、対応しやすそうなものから徐々に各国対応版がリリースされます。理由は、国によって言語、習慣、法律などが違うので、それらを考慮しつつということのようですが、使う側にしてみればアメリカ人だけが便利な機能を使い放題に使って、それを横目に「早くリリースしてよ〜」って待っていないといけないというのは我慢できない。特に私のような新しいもの(変わったもの)好きには。
実は、Googleも本音のところは「別に誰に使ってもらってもいいんだけど……」ということのようで、ユーザーがアメリカ人になりすましてアメリカ向けのサービスを使う分にはオトガメなしということのようです。

なぜ、ここでこのような話をしたかというと、普通に http://m.google.com/ に行って、普通にGoogleSearchのCABをダウンロードしてインストールすると、バージョン1.1.39の日本語版がインストールされてしまいます。これは、検索窓だけのシンプルな機能しかなく、われわれが使いたいのは「コレジャナ〜イ!」
ですので、まず、EMONSTERのInternetExplorerから、http://m.google.com/ に行ったら、"日本国外からアクセス" というリンクから、"米国"(一番下) を選択します。
そして、更に "言語を変更" のリンクから、"English" を選択します。
すると、どうでしょう、"Download Google Mobile App" というリンクが出現するではありませんか!!
ここからインストールされるバージョンは最新の2.0.18で、検索窓以外にGoogleの各種サービスへジャンプするボタンが付いています。

どんなボタンがあるのかな〜と、いじっていると、むむーん!? ちょっと気になるボタン "TouTube" が干からびたようにモノトーンのまま張り付いていませんか?

ついでに、このままの設定でインストールしておきたいのが、YouTubeビュアーです。
"米国"、"English" の設定のまま、 http://m.google.com/ から、YouTubeのリンクをクリックします。すると、YouTubeのアイコンの下に "Install Now" という好意的な文字が!!
ここから、Google公認のYouTubeビュアーがインストールできます。
これをインストールすると、GoogleSearchのYouTubeボタンがカラーになりました。
まぁ、使いやすいとは、言いがたいのですが、とりあえずGoogle公認ってことで、うれしいです。