2012年7月8日日曜日

Android端末上でセルフ開発 : AIDE

AIDE is a Java IDE on Android.

App InventorはGoogleのプロジェクトから追い出されてしまったが、なかなか強力な開発環境がドイツのチームにより開発された。
Andoroid端末上にJavaのエディタ、コンパイラ、デバッガを持ち込んで、AIDE上でAPKファイルまで作れてしまうのだ。
実行テストは、このAPKを本体にインストールして行うことになる。
PCに全く頼らず完全なアプリケーションが作れてしまうわけだ。
なんと、Eclipseのプロジェクトファイルを読み込むことも可能で、しかも、DropboxとSyncすることもできる。つまり、途中までEclipse上で開発してきたプロジェクトを、いよいよ端末上でのテストといった段階でAIDE上に読み込んで、細かい修正をしながら仕上げていくことが可能になる。
さらに、Gitもサポートしているから、複数人のチームで共同作業をするときも、しっかりバージョン管理することもできる。
(クリックで拡大)

初期画面はこんな感じ。

全く何も考えずに[Create]をタップすると、"Hello World"を表示するプログラムのソースを作成する。
実は、このサンプルソース、Hello Worldだけじゃなくて、グラフィカルなアプリのサンプルとしてテトリス、ウィジェットのサンプルとしてアナログ時計が用意されている。
初期画面に表示されているメニューの「App:」のところに表示されている「Hello World」をタップすると、これらのサンプルソースを選ぶことができる。

ちなみに、テトリスの画面はこんな感じ。
NEXT駒の表示位置がズレちゃってるが、まぁそれはご愛嬌。ソースがあるんだから、気になったら直してってことかな。(笑)
とりあえず、このくらいのアプリなら、ちゃんとコンパイルできますというサンプルとしてはすばらしい。
Windows Phone、iOS共に、その性格上、なんだかんだ言いながら、どうしても母艦から離れきれない運命にあるわけだがそれを尻目にAndroidはどんどん母艦の必然性を無くして行く。

0 件のコメント: